大隅支部

2022/12/11
大隅支部

 鹿児島県看護連盟 大隅支部長 加治木ゆかり

 

大隅支部では、令和4年度リーダー研修Ⅱを令和4年10月22日(土)、感染対策を行いながら開催した。参加者は、連盟会員26名(会長・副会長・支部役員含む) 非会員13名だった。

テーマは、鹿児島県看護連盟会長吉崎和子「看護連盟の活動について」

恒心会おぐら病院認知症認定看護師 患者サポートセンター師長松山美鈴

「コミュニケーションが難しいのは認知症だけが原因か」

吉崎会長からは、日本看護協会と看護連盟の役割分担、具体的行動や看護者の倫理綱領に基づき政治活動・選挙活動を行う組織であること、国民の健康と福祉の向上を目指しさまざまな活動を推進していること、代表議員による主な実績などをお話頂いた。

アンケートには、「看護連盟と看護協会の違いや活動内容を知ることができた」「選挙に行きます」と書かれていた。

大隅支部の役員会で研修テーマを検討する時、現場で困っていることは、「入院患者は高齢者が多く認知症患者の対応に苦慮している」特にコロナ禍で家族の面会は制限されコロナ病棟にも認知症患者が入院しており、特に困っているのだという意見があった。また、患者様への接し方、不安・認知症対策としてユマニチュードに関する研修を聴きたいとの意見があり、認知症看護について院内で組織横断的に活動されている松山先生に講演を依頼した。

松山先生は、地域の高齢化の現状や加齢に伴う変化、認知症の中核症状とBPSDについて、非言語的コミュニケーションの重要性、認知症の方との具体的な関わり方(見方、話し方、触れ方)など、事例を交えながら、わかりやすく、参加者とやりとりをしながらご講演頂いた。

アンケート結果から、参加された全員が講演内容に理解できたと回答し、「認知症は私たちの影響でも起こりやすいため、関わりを通して予防できることを知った」「実践に活かしたい」などの意見があり、先の見えないコロナ禍で一瞬でも前向きな気持ちになれたなら、役員会一同研修を開催して良かったと思えた瞬間でした。

大隅支部は、10施設の施設幹事(10人)と青年部役員(2人)で構成され、2か月毎の会議、活動を行っています。看護協会大隅地区地区長をはじめ看護管理者の方々にご協力頂き、令和3年度より大隅支部長を輪番制で行う体制をとりました。支部長や役員を多くの方に経験して頂き、看護連盟活動を知ってもらい身近に感じてもらう事やその活動が職場環境や処遇改善につながっているのだと実感してほしいと思います。そして、「なりたい職業№1」になってくれたらと思います。

今後とも、大隅支部活動にご協力、ご支援を何卒よろしくお願い致します。

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鹿児島県看護連盟大隅支部「リーダー研修Ⅱ」アンケート結果

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