『会長あいさつ』
皆様には日頃から看護連盟の活動にご理解・ご支援を賜り、心から感謝申し上げます。
この度、令和7年7月より鹿児島県看護連盟会長に就任いたしました。どうぞ、宜しくお願いいたします。
看護連盟は看護協会の提言する看護政策を実現するために看護職の代表を国政に送り、その活動を支援しています。これまでの実績として「看護師等の確保を推進するための措置に関する基本的な指針」が約30年ぶりの改訂、看護職員処遇改善評価料の新設、国家公務員医療職俸給表(三)の改正、診療報酬改定の引き上げなどがありました。
本県は南北600Km、有人離島28島の地理的特徴もあり、医療介護・福祉に関する課題を様々に抱えております。また、全国より10年早く高齢化社会が進み、人間の生命と尊厳及び権利を尊重する高い倫理観、看護職一人ひとりの看護実践能力を向上させ、自律した看護を展開することが欠かせません。
国は2040年を見据え、全世代対応型の持続可能な社会保障を構築するため、社会保障制度改革を加速させています。日本看護協会は、2025年6月に「看護の将来ビジョン2040」を公表し、将来を見据えて看護が進むべき方向性、果たすべき役割を明示しました。
看護職の人材確保や人材育成、働き方改革、タスクシェア・シフト、DXの推進など皆様の声を聞かせてください。「現場の声」を届けることが政治を動かす原動力につながります。看護連盟と看護協会が連携し、それぞれの地域で政治力が発揮され、看護政策の実現のため、ともに力を尽くして参りましょう。
今後とも鹿児島県看護連盟の活動へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
鹿児島県看護連盟会長
田畑千穂子